「お金が理由で諦めてほしくなかった」 島野友加里FPの財布から見えた9つのマネールール(FP9)
島野友加里FPの財布から見えた9つのマネールール
お金のプロであるFPは、普段どのようにお金と向き合っているのでしょうか。
今回インタビューをしたのは、FP歴16年、マネードクターで活躍している島野友加里FP。
シングルマザーとして2人のお子さんを育てながら働いてきた経験を持ち、現在も仕事と子育てを両立しています。
特に子どもには、お金が理由で何かを諦めてほしくなかったんです。
その言葉の背景には、家族との時間を大切にすること、自分のお金にはシビアであること、将来に備えることなど、島野FPらしい9つのマネールールがありました。
財布の中から見えた、島野FPらしさ
まず見せてもらった財布の中で目を引いたのは、お守りでした。

穴八幡宮
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多くの人とお金の話をする立場だからこそ、自分自身もお金の運に好かれていたい。
そんな気持ちが、島野FPのルーティンに表れているのかもしれません。
Rule ①金運神社ルーティンを大切にする
「時間」と「思い出」にはお金を惜しまない
お金と丁寧に向き合う島野FPですが、日々の暮らしの中で「ここはお金を使いたい」と
思うことの基準はあるのでしょうか。
旅行や食事にお金を使う。
そう聞くと、少し贅沢な使い方に聞こえるかもしれません。けれど話を聞いていると、
それは贅沢というより、大切な人との時間を後回しにしないためのお金の使い方でした。
子どもたちの教育費を優先していた頃は、とにかく働くことに必死だったといいます。
「だからこそ今は、家族と一緒に過ごす時間や、あとから何度も思い出せる経験を大切にしたい」というのが島野FPの根底にある想いでした。
最近はお子さん達と旅行へ行く機会も増えたそうです。
時間をつくること。
思い出を残すこと。
感謝を形にすること。
島野FPがお金を使う先には、いつも「誰と、どう過ごしたいか」があります。
Rule ②家族・友人との時間にはお金を惜しまない
自分のお金には意外とシビア
はい。高くておいしいお店はもちろんですが、安くておいしいお店を探すのが好きですね。
外出が多い仕事柄、昼食は外で済ませることもあります。そんなときも、ワンコインで満足できるお店や、価格以上に満足感のあるお店を探すのが楽しいです。
服を買うときも同じです。
買わずに帰るんですね?
同じものなら、少しでも納得できる買い方をしたい。
それはいわゆる「節約」ではなく、「自分にとって価値があるか」を見極める姿勢にも見えます。
家族には惜しまない。
でも、自分のものはしっかり見極める。
そのメリハリがお金との付き合い方において重要な要素でした。
Rule ③自分のものはコスパ重視
子どもに諦めさせたくなかった「経験」と「選択肢」
今回の取材を通じて、島野FPの価値観の中心にあったのは「子ども」の存在でした。
シングルマザーとして働きながら2人のお子さんを育てる中で、ずっと心のどこかに後ろめたさがあったといいます。
そうですね。お金がかかるからダメ、とはできるだけ言いたくなかったです。
ダメというのではなく、自分が働けばいい。そんな考え方で走り続けてきました。
もちろん、何でも与えるという意味ではありません。それでも、お金が理由で選択肢を狭めることだけは、できるだけ避けたかった。
この言葉には、島野FPが母として、そして働く一人の人として積み重ねてきた時間が表れていました。
Rule ④子どものやりたいことは叶えてあげたい
お金の大切さは、家庭の中で伝えてきた
島野FPがお子さんへ伝えているお金の教育も印象的でした。
中学生や高校生の頃のお小遣いは、成果報酬制にしていたそう。
お小遣いの成果報酬制というのは、どういう仕組みですか。
テストや部活動で、自分がどんな結果を出すのかをまず宣言してもらうんです。
ゲーム感覚でしたね。
達成すれば結果につながる。
届かなければ、次を考える。
お金をただ受け取るものではなく、行動や結果とつながるものとして自然に学んでほしいという思いがありました。
Rule ⑤お小遣いは成果報酬制
さらに印象的だったのが、給料明細の話です。島野FPは、お子さんたちが中高生だった頃、自身の給料明細を毎月見せていたそう。

給料明細を見せていたんですか?
はい。今月はこれくらいだったよ、という話をよくしていました。
かなりリアルなお金の話ですね。なぜ、そこまで見せようと思ったのでしょうか。
仕事が忙しくて、家にいられないことも多かったので。なんでこんなに働いているのかを隠したくなかったんです。
仕事が忙しく、お子さんとの時間を十分に作れないことや、時には約束を忘れてしまうことも。
だからというわけではないけれど、「なぜこんなに働いているのか」を隠したくなかった、といいます。
お仕事の結果報告の意味ですかね?
親から子へ。
子から親へ。
お金の話が自然にできる関係は、長い時間の中で育まれてきたものなのでしょう。
家族との距離が近いからできること
島野家では、洋服やバッグを家族で共有することが珍しくないそう。
自分の服を息子さんが着ていることもあれば、娘さんとバッグを共有することもある。
気づけば誰かの部屋に自分の洋服が移動している、ということもあるそうです。
ご自身のために買ったものが着たいときに「ない!」みたいなことはないんですか?
まず、これ買おうかなと思ったときに、子どもに“使う?”って聞くことがあります。使うなら使うし、使わないならやめようかなって。
子どもも使わないなら、私も使わないかもしれないなと思うので(笑) なので、買う時からシェアする前提で、着たいときにない!は仕方ないですね(笑) 。
使うなら買う。使わないなら買わない 。
そんな買い方が、自然に身についていると笑いながらお話しする島野さん。
家族で共有できるかどうかは、本当に使うものなのか、
買ったあと、ちゃんと活用できるのか。
家族との距離の近さが、その判断を可能にしていました。
Rule ⑥子どもとシェアできるものを買う
時間も、お金と同じくらい大切にする
島野FPの買い物には、もうひとつ特徴があります。
気に入った服を見つけると、仕事用、プライベート用と、色違いで
購入することがあるそうです。
同じ服を複数買うことがあるんですね。
あります。好きなデザインのTシャツなどは、色違いで2枚・3枚と買っています。
それはなぜですか?
選ぶ時間がもったいないと思ってしまうんです。全てのお店を見て回るのとかも。
仕事でもプライベートでも使えると思ったら、色違いで買ったり、同じものを買ったりします。
その方が、結果的に何をあわせるかなども迷わなくてよくて、朝の支度時間も短縮できるし楽なんです。
お金だけではなく、時間も大切な資産。
買い物の効率化が毎日の服選びに悩む時間も減らすことに繋がります。
その分の時間を別のことに使いたい。
一見すると効率重視の買い方ですが、そこには忙しい日々の中で、
自分なりに時間を整える工夫があります。
Rule ⑦時間も大切な資産と考える
合理的な中に見えた人間くささ
仕事柄に加え、インタビューからも感じる「きっちりしている人」のイメージですが、本人は「全然そんなことない」と笑います。
服もバッグも、なかなか捨てられない。
「半額」や「限定」という言葉にも弱い。
家には物がたくさんあるそうです。
FPというと、お金に限らず、生活全体きっちり管理しているイメージですが。
全然です(笑) 。物も捨てられないです。
捨てるのは苦手なんですね?!なんだか親近感(笑)
苦手ですね。いつか使うかもしれないと思ってしまいます。
息子にも、どうせ着ないんだから捨てればいいのに、って言われます。
息子さん、よく見ていらっしゃるんですね(笑) 。
そうですね。でも、また着たくなったら困るじゃん、って言い返してます(笑) 。

新しい服を買っても、古い服を手放せない。
また着るかもしれない。
いつか使うかもしれない。
そう思うと、なかなか捨てられない。
そんな人間らしさがあるからこそ、島野FPの話はどこか親しみやすく感じられました。
Rule ⑧もったいない精神を大切にする
将来のお金は先に準備する
将来のお金について、続けているルールはありますか?
先取り貯金です
先取り貯金というと?
余ったら貯金ではなく、先に貯金することですね。
給料が入ったら、まず将来のためのお金を確保する。
残ったお金で生活する。シンプルですが、長年続けている習慣です。
なぜ先取り貯金なんでしょうか。
余ったら貯金しようと思うと、私は貯まらないタイプで・・・なので、先に確保して、残った中で生活するようにしています。
世の中、もちろんお金がすべてではありません。
でも、健康のことや老後の生活、子どもに負担をかけないことを考えると、お金で準備できることもあると思っています。
将来への備えは、不安を減らすためでもありますし、
自分らしく生きる選択肢を残しておくためのものでもあるので、自分が続けられるやり方で続けています。
Rule ⑨将来のお金は先取りで準備する
FPとして大切にしていること
最後に、FPとして大切にしていることを教えてください。
お金の不安がまったくない人は少ないと思います。
だからまずは、その不安がどこから来ているのかを一緒に整理することを大切にしています。
何を大切にしたいのか、どんな暮らしをしたいのかは人それぞれです。
だから正解を押し付けるのではなく、その人に合ったお金との向き合い方を一緒に考えていきたいですね。

島野FPの9つのマネールール
今回の取材から見えてきた、島野FPの9つのマネールールを振り返ります。
9つのマネールール
Rule ② 家族・友人との時間にはお金を惜しまない
Rule ③ 自分のものはコスパ重視
Rule ④ 子どものやりたいことは叶えてあげたい
Rule ⑤ お小遣いは成果報酬制
Rule ⑥ 子どもとシェアできるものを買う
Rule ⑦ 時間も大切な資産と考える
Rule ⑧ もったいない精神を大切にする
Rule ⑨ 将来のお金は先取りで準備する
一見バラバラに見える9つのルールにも、共通する軸がありました。
お金を増やすことそのものではなく、大切な人との時間や、子どもの選択肢、将来の安心を守るためにお金を使うこと。
島野FPにとってお金とは、「人生の選択肢を広げるためのもの」なのかもしれません。
あなたのマネールールは?
お金の使い方や考え方には、その人らしさが表れます。
島野FPの財布から見えてきたのも、お金の知識ではなく、大切にしている価値観でした。
あなたにも、気づかないうちに続けている「お金のルール」があるかもしれません。
旅行にはお金を惜しまない。
先取り貯金を続けている。
欲しいものは一晩考えてから買う。
そんな自分なりのルールを振り返ってみると、大切にしているものが見えてくるかもしれません。
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